何や喜びの歌
たった3万年前の俺らの喋り言葉は全部歌だとさ だから当然なんやメデタけりゃ おめでとうの言葉は喜びの歌だ 火が使えるようになりゃ でかい火をおこして 一晩中輪になって歌い踊れば ドタッと倒れこんだ明け方に見る空は そりゃかくも美しく澄み渡った空だろう 喜びの歌が文字に変わった今は澄み渡ってた空に星も光らないけれど なんやメデタイ時には ガヤガヤ飲んで どわわ〜っと歌い騒ぎ 始発で帰ったら 一人になって見上げた 排気ガスの曇り空も それはそれでなんとなく美しい空なのだ 「ストレス社会に休息を!」「若者に夢を!」 なんてコムズカシイ事いちいち言わなくても くだらない話をサカナに皆で飲んで騒げば 俺らの頭の上だけでも見上げた空は笑いかけてくれるのだ 今日はメデタイのだ